誰もが知ってる無名雑魚

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ルフィの目の下の縫い跡ってちょっとかっこいいよね

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近頃、死にたくなりますよね  僕です。

高校で友達出来なかったタイプの田所だから自分語りするわ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小学生というのは実に単純なものでして。
 
当時、私たちの間でババコンガごっこというのが流行っていました。
 
ルールは簡単、クラスの女子をめちゃくちゃバカにしながら休憩時間いっぱいまで逃げ回ります(男児特有のアレなんでしょうかね)。
 
捕まると主にグーパンがお見舞いされます。
 
ババコンガってのはそういう隠喩だったりするんですね。まぁ要は校内で鬼ごっこしてるだけです。
 
 
 
様々な娯楽が規制されつつあるようなこのコロナ禍の昨今ならさておき、さすがに邪悪な遊戯だなと書いてて思いました。
そして恥ずかしくなりました。
 
もう自分語りなんて今後一切書きたくないっすね。
 
 
 
 
誰が発案したかは知りませんが、次第にこの闇のゲームは最高の娯楽として僕たちを虜にしました。小学生を刺激するには要素が十分すぎますしね。
 
しかし、この惨状を見て黙っているほどうちの学校の教師陣は腐ってはいませんでした。
 
 
「おいお前ら止まれや」と初めて生活指導の先生に怒られたのは、多分この時が人生で初めてだったと思います。
 
その日、いつものように女子達から逃げていた僕たちは生活指導の先生という突如現れた第三勢力から逃げるため(見苦しいですね)、トイレに逃げ込みました。
 
僕らが逃げ込んだトイレは1階にあり、奥側には外に行くためのドア、入口に引き違い戸が付いているトイレでした。
 

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※イメージ図 図に誤りがあったらごめん
 
 
 
引き違い戸の鍵を内側からかけて、そのまま奥のドアから外へ逃げようという算段でした。
 
しかしタイミングが悪く、先生のこめかみ辺りに早く閉めようと勢いをつけた引き戸がクリーンヒット。血の気がサーっと引いていくというのもここで初めて経験しました。
 
その場にいた全員がこの後降かかってくる身の危険を察知し、いち早く外へ出ようとしました。
 
 
「お前らあああああああああァァァ!!止まれええええええええェェェ!!」
 
 
 
 
今までにその先生から聞いたことないような声量の怒号がトイレに響き、全員固まってしまいました。
 
声が聞こえた方を見ると、こめかみから尋常ではない量の血が垂れている、鬼の形相をした先生がそこにいました。
 
「それ以上怒ったら怪我が悪化してジョジョみてーな血の吹き出し方するんじゃないかな」

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とかなんとか思ってましたが、結局その日の残りの休憩時間は説教で終わってしまいました。

 

その後、いつもは行事の進行ナレーションくらいでしか見かけない教頭先生からありがたい説教もしてもらったりして、なんやかんやあって、僕らの間で流行っていたババコンガごっこは自然消滅していきました。

 

 

 

 

 

 

 

数日経ったある日、生活指導の先生のこめかみには何針か縫ったような跡がありました。

 

痛々しくも見えますが、どこかかっこよく見えるそれに僕は既視感を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

・相手を牽制するような怒号

・目元付近にある縫い跡

 

 

…?

 

 

………...............

 

 

………..........………!!

 

 

 

 

 

 

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そう、ルフィでした。

僕はいつの間にか生活指導の先生にルフィの面影を重ねていたようです。

 

 

全てが繋がった時、僕は不思議と膝から崩れ落ちていました。

________そりゃルフィと対峙したら勝てるはずねェだろ、と………

 

 

 

ルフィの縫い跡、何かかっこいいですよね。

 

~完~